ベンチャープロジェクトの進め方

続きましてー、『ベンチャープロジェクト』の進め方です。
高校三年生と二年生には『ベンチャープロジェクト』のファイルを渡してありますが、ファイルの中身は「企画書」「計画書」「報告書」のフォーマットと記入例が入っています。まずは記入例を見て、見よう見まねで書いてみよう。

で、『ベンチャープロジェクト』って何すんのよ?。何をすればいいのよ?。と思ってるでしょ?。簡単に説明すると、ビーバー、カブ、ボーイまでは活動の計画をリーダーが考えて作ってますが、ベンチャーは自分達がやりたい事、やってみたい事を、自分達で考え、計画して実行して良いのです。極端な事を言えば、ボーイスカウトらしさがあれば何をやってもOKです。

とは言え、ただ単にプロジェクトをやれば良い訳ではありません。事故が無い様にほぼ完璧な計画書を作らないと「やっていいよー」のGOサインは出せないからね。
で、ビーバーに木の葉章、カブにチャレンジ章、ボーイにターゲットバッジ、マスターバッジがある様に、ベンチャーには『プロジェクトバッジ』があります。
プロジェクトは8つのプロジェクト分野が設定されています。

1. 社会・地域環境    2. 国際文化     3. 高度な野外活動  
4. 体力作り・スポーツ  5. 文化活動     6. 専門・得意分野の探求
7. 奉仕活動       8. ジュニアリーダー

この8つの分野(アワード)にあてはまる様なプロジェクトの計画を立てて下さい。

例えば、『3, 高度な野外活動』ならば、ボーイ隊の時に却下された『スカイダイビング』とか。『ボルタリング』とか。
『登山(縦走)をしながら移動キャンプ』とか。『シーカヤックで離島へ渡り冒険キャンプ』に行くとか。

『4. 体力作り・スポーツ』ならば、運動部に入っているスカウトは「目指せレギュラー!」でレギュラーになる為の目標や行程を計画する。県大会、全国大会に出場する事を目標として設定し計画するのもアリだ
。プロジェクトは直ぐに出来てしまうものもあれば、長期計画で行なうものもありますから、半年ないし一年の目標設定をして計画書を作ればいいでしょ?。

文化部のスカウトは5. 文化活動』『6. 専門・得意分野の探求』が当てはまるね。
例えば吹奏楽部だったら、レギュラーポジションを目標にするのもアリだし、コンクール(県大会、全国大会)を目標にするのもアリだ。

『8. ジュニアリーダー』ならば、ビーバー、カブ、ボーイ隊の活動プログラムを計画するビーバー、カブが対象ならば、「オリエンテーリング」や「ハイキング」の計画を立てる。ボーイが対象なら、「高度なハイキング」や「キャンプ」などベンチャー隊プロデュースの計画を立てる。

ちなみにボーイ隊の滝川隊長は、ベンチャースカウトの時に『チャリンコで大阪まで行く』というかなり無謀なプロジェクトをやってます。

二年前までは、埼玉県連盟主催でベンチャーJAMという大会が開かれていて、各団毎にプロジェクトの発表が行なわれてました。
その中で、隊長が見た8団のプロジェクトにおもしろいのがありました。
いくつかざっくり説明すると『留学生に自分が握ったお寿司を食べてもらう』ってのがあって、お寿司屋さんの大将に協力してもらい、包丁の使い方や寿司の握り方を教わり、留学生に寿司を食べてもらったりとか。
『本格的なラーメンを作る』ってやつは、これもまた、ラーメン屋さんに協力してもらい、スープ作りやチャーシューの作り方や、麺の打ち方を教えてもらったり、その行程を計画して、実際に作って食べてもらうとか。
これは. 国際文化』や『6. 専門・得意分野の探求』に当てはまるかな?。

あと、『富士登山』ってのもあったなー。日本一の山である富士山に挑戦する為に、春から、準備段階として幾つかの山を設定して徐々に標高の高い山をトレーニングで登山して、夏の富士山に挑戦する。高山病対策を考えたり、歩き方やパッキングの方法を研究したりして、綿密な計画の元、富士山の山頂に立ってました。
富士登山は、『3. 高度な野外活動』か『4. 体力作り・スポーツ』に当てはまるかな。

プロジェクトには、個人でもグループでもOKだから、一人でやるのはしんどいかったら、誰かと組んでやっても良いのよ。
で、なおかつ。これをやるには大人の人に協力してもらわないと無理だなーってのがあったら、遠慮せずに隊長に相談して下さい。

ボーイ隊と一緒の活動ばかりじゃつまらないでしょ?。そろそろベンチャー隊独自の活動をしてみようよ。隊長も皆部活が忙しいのは理解してる。でもその部活を利用してプロジェクトは出来るんだよね。ムリは承知で、ちょっとがんばってみないか?。

だいぶ前の話しになるけど、地区の偉い人が「ボーイスカウトの活動で、ディズニーランドに行くなんてあり得ない!。」って言ってたんだけど、隊長は「ボーイスカウトらしさ」があれば、ディズニーランドに行くのもアリだと思うよ。

確かにボーイスカウトじゃなくても、ディズニーランドは家族や友達と行けるよな?。
だけど、ソコじゃないんだよ。同じ学校の友達じゃない小さい頃から一緒に活動してきた「ボーイスカウトの仲間」で行く事に意味があるんだよな。

それにボーイスカウトって言えば部活も休めるかもしれない!。普通に友達とディズニーランドに行くって言ったら、たぶん顧問に起こられるでしょ?。でもボーイスカウトの活動で行くって言ったら休める可能性は少し上がない?(笑)

あとは、交通手段はチャリンコで行くとか。(荒川サイクリングロードで一本だよ。)
行きは、朝一で着く様にオーバーナイトハイクで行って、一日たっぷり遊んで、帰りは電車で帰って来るとか。
ガイドブックには載っていない「ディズニーランドの秘密」を探るとか。
ディズニーランド言われてる事はホントかどうか検証するとか。
綿密に待ち時間とかのデータ収集して、アトラクションを完全制覇する!とか?。

可能性は無限にある!。ボーイスカウトらしさを取り入れたちょっと楽しいおバカな企画を考えてようじゃないか!!!!!。

0 件のコメント:

コメントを投稿